さよならパチンコ

コレクターさんと話をしていると よく不思議な言葉に出くわします。

「ビッグヒット枠」?「ビッグボーナス枠」??

平和の枠のことみたいですが、これが結構浸透しています。

何でそう呼ぶの?と聞くと・・・書いてあるから。

これか!でも惜しい!
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書いてあるけどコッチです。答えはEX枠。
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白枠と赤枠があって裏パックの構造や材質が少し違いますが、互換性はあります。

ビッグボーナスの方は・・・
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CX枠でした。
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色は赤、紫、オレンジ~とか色々あって互換性があります。

正式な枠名(型式名)は別にあって業者やホールはそっちで呼びます。
EXやCXは販売用のシリーズ名といった所でしょうか?

ちなみにEXの前はCR、その前はDRらしいです。

CXの次からちゃんとしたシリーズ名がつくようになりました。
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ファイヤーフラッシュモデル
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前期と後期があって背面のコネクターが違うので互換性がありません。

前期はFFC枠
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後期はFFM枠
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一般の人には どうでも良い話で好きなように呼べばいい ので
気にもしていなかったのですが、最近はパチンコ史を扱ったような書物にまで
誤った名称が使われてきたので、とりあえず正しいシリーズ名を書いておきます。

写真は現金機用(B・1f)基板の場合

基板を確認する。錆びていたら復活できない可能性あり。
コンデンサの液漏れがあれば洗浄&乾燥&防錆処理するのがベスト。
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基板をひっくり返してこの場所を探す。
2番が+ ・ 4番が-
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電解コンデンサーの足をこのように曲げて先っちょにハンダを盛る。
極性(+ー)に注意。足が曲がっているほうがマイナス。
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当該箇所にハンダ付けする。
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ケースを慎重に閉じる。
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もと通り取り付ける。修理内容は必ず記載。
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デジタル表示復活。
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打ち出し復活。
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払い出し復活。
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以上

■補足事項■
症状には程度があるので軽いものから修理すると復活の確率があがる。

超軽度:::デジタル表示が正常。玉が数発だけ飛ぶ。
軽 度:::デジタルがバグっている。
      ハンドルをひねった状態で電源を入れると玉が1発だけ飛ぶ。
重 度:::デジタルが完全に非表示。玉が全く飛ばない。

今までの成功確率 ★「軽度」90%  ★「重度」80%


これでダメでもまだ復活の可能性はあるので貴重な基板を捨ててはいけない。

以上

一番難しいのは、劣化している青いケースを壊さず取り外して開けること。

ケースが脆くなっているので無理な力が加わるとバラバラに砕けて
台に取り付けできなくなります。


それではコンセントを抜いているか確認して作業スタート。
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上のスライドロックを解除する。
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下のスライドロックを解除してレバーを引き起こす。
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この時、左のツメを開放すると裏バックが開く。
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コントロール基板のコネクターを全て外し、上のネジ2つを外す。
ちなみのこの耳の部分が2つとも折れると取付けが困難になるので慎重に。
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ここが一番の難所。細いマイナスドライバーで慎重にツメを解除する。
左右交互にゆっくり少しずつ押し上げる。
ツメが折れただけならテープ固定でいけるが、バラバラに割れたら終了。
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開きました。
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つづく

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